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Adieu

空はいつか見た夢のように
変な雲が漂い
庭のミントは小さいまま
ドクダミはやっと顔を出したが
痛々しいほど淡い色で
ひっそりとしている

今朝は
ニラの近くに群生し始めた
水仙を切った
フクジュソウもスズランも
僕は、毒草が嫌い
それだけじゃない
刺々の薔薇も
かぶれるイラクサも嫌いだ

好きなのは
食べられる野草
安心して触ることのできる
可愛らしい草花、果樹

でもきみは
見たことのない植物のようで
僕には分類ができない
触っても大丈夫なのか
毒があるのかないのか

食べられるのかおいしくないのか

花は美しいけれど
香りに酔いしれるけれど
観るたびに心ざわめくのはつらい
雨音を聴きながら
きみにさようならを言う勇気を
今僕は蓄えている

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東京

眠いときに書き物をするとロクなことにならないので、やめておいた方がいいのかもしれないが、書かずに眠れない気もするのでしたためる。

東京

僕にとってここは歩き慣れた町
旅には出れなくても
『散歩の達人』を片手に
今日行けるところまで行く

散歩は至上の愉しみ だから
赤ペンと付箋を使い予習もする

有楽町のお気に入りの喫茶店は
数年前に閉店した
築地のマックモアも
いつの間にか閉じられていた

ドアを開けると夢の中の世界のように
不思議なほど当たり前に
僕の前に拡がっていた
たしかに思えた場所だった

いい歳をして目に涙を浮かべ
心もとなげに築地を歩く僕は
ほかの通行人から見たら
きっと変な人だろうな

大好きな銀座を歩いても
今は少しも楽しめない
行き交う人のささやかな会話も
笑みも
なぜこんなに切なく感じるのか

小さな旅の終わりに
なにかランチを食べようと探し回った
少しでもokfoodをと。
歩けど歩けど見当たらない
どっちみちokかわからない
中落ち定食を食べようとしていたんだから
いいやと決めて入った店の「野菜せいろ」

「今日の主役は群馬野菜」

迷った後で僕は注文して食べた
何個かため息をついちゃったけどね
いただきました。
ごちそうさま。

僕が知っている東京からは
なにかが無くなっていた…と思う
それが何かはわからない
新幹線が走り出してもしばらくは
胸騒ぎが追いかけてきた

アンリ by hamajaya

アンリ

風に伝えた
儚い伝言だった

僕が勝手にした約束は
きみに受け取られることもなく
風に流され
引っかかる枝もなく
さ迷い続けている

今はもう僕にすら
みつけることはできない

壊れ続ける原子核たちは
そのたびに鋭い「力」を
奥底まで射し込んでくる
アンリ、きみだって
侵されていったんだろう

太陽にあてたんだってね
命をはぐくむ底知れぬ力。彼女は
生き物みんなの女神だっていうのに
きみは無邪気にウランをかざし
「光」に喜んでいたのかい

きみたち
聡明だったはずの科学少年は
華やかなテクノロジーには憧れても
自分が胸を焦がした相手の
哀しい眼差しには気づかない

肩を落とし
太陽に背を向けて
涙する人たちを見ないの?
やさしい人たちが流した
血の海のうえに
きみらは大きな船を浮かべ
原子炉のつくりだすエネルギーで
どこまで航海していくのだろう

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