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田中委員長-廣瀬社長<非公開会談>は柏崎刈羽再稼働を目論んだ動きの可能性

田中委員長(原子力規制委員会)が廣瀬社長(東京電力)と面談することを決めた10月23日の翌々日、25日以降、原子力規制庁はこの面談において「柏崎刈羽の審査の話をすることはない」と明言し、面談後も「審査の話はしなかった」と貫き通している。

しかし、11月13日の田中委員長会見から、私はこれが「ウソだったのではないか」と感じた。田中氏のどの言葉が私にそのような疑惑を抱かせたか、以下に示す。赤字の部分に注目していただくと、会談では柏崎刈羽原発の審査の話をしないどころか、それが大きな目的であったことを匂わせる内容となっている。

当該箇所は、2つある。まずひとつ目。

※以下引用↓↓(1ページ目)

〇記者 新潟日報のマエダです。
今日の委員会の最後にありました、柏崎刈羽の審査の件なんですけれども、東京電力は1F(東京電力福島第一原子力発電所)でいろいろな対策を出しているんですが、実効性という部分では、まだ定かでないと思うんですが、それでも審査入りを決めた理由はお聞かせください。

〇田中委員長 委員会でも申し上げましたけれども、いずれ審査には入らなければいけないんですが、最大の優先事項は、福島第一を安定的にするということです。そうはいっても、あそこはリスクがずっと続くんですけれども、その辺のことについて、先日、社長と直接話をして、いくつかの指摘をして、それについて、一応の回答があったということを私なりに拝見して、1Fについては、あの線で継続的に油断なくきちっとやっていただけるものという判断をしました。どこかの時点で、これは何らかの議論をして、判断をしなければいけない事項、課題ですから、そういう意味で、今日お話をさせていただいたということです。

※引用ここまで↑↑

何回読んでもどう読んでも、廣瀬社長との面談に、柏崎刈羽の審査を前提とした腹づもりと投げかけが田中委員長の方からあり、それに対して廣瀬社長側が対応した、という意味合いが含まれているとしか解釈できない。百歩譲ってこの段階での判断を保留しても、次の発言で疑いは一層濃厚となる。

※以下引用↓↓(2~3ページ目)

〇記者 NHKのスガヤです。
整理をしたいんですけれども、今日、柏崎刈羽の審査のゴーサインが出たのは、改善計画を評価したからなのか、それとも、委員長からもありましたけれども、公開でやらなければ、透明性の確保ができなくなるという観点からなのか、どちらの観点から、今日ゴーサインが出たと認識すればよろしいでしようか。

〇田中委員長 お答えが難しいんですけれども、事務局的に書類の形式などを見るというのは、随分やって、もうやることがない、ほぼ終わりましたということです。ですから、あとは審査をやるか、やらないかということなんですが、審査ということになれば、従来どおり公開でやることにしていますから、それをどうするかというのが、まず第1点ありました。

ただ、先程の繰り返しになるけれども、あれはあれ、これはこれということにはならないということで、委員会でも前にも議論して、私が直接社長にお会いして、いくつかのつけを出したわけです。それについて、紙の上では、前向きな、精一杯の答えだと思います。実質どこまでやっていただけるのか、これから十分に見極めたいと思いますけれども、やらないようだったら、それはそれなりの指導をしていきたいと思います。とにかく時間軸も含めて、精一杯やっていただくということなど、いろいろ加味して、今日議論をさせていただいて、ゴーサインが出たということです。

【出典】原子力規制委員会記者会見録:平成25 年11 月13 日

※同日分の会見動画はこちら(Youtube)↓↓

「あれはあれ、これはこれということにはならない」というのは、規制委・規制庁においてこれまで繰り返し使われている言葉で、同じ東電が運営する原発であるから、福島第一原子力発電所は福島第一原子力発電所、柏崎刈羽は柏崎刈羽というふうに別々に考えて判断することはできない、という意味である。

前掲の田中委員長発言は、この議論を踏まえ、自分が廣瀬社長に会い、「いくつかのつけを出した」。そして東電が11月8日に対策を発表したことについて「紙の上では、前向きな、精一杯の答えだと思います。」ということで「今日議論をさせていただいて、ゴーサインが出た」。

どうですか?柏崎刈羽の審査のためにこういうことをやりなさい、という条件を出した。そういう会談であった。という以外の解釈は、常識的に見て成り立つのだろうか?

こうなれば、時系列に検証してみるしかない。

田中委員長-廣瀬社長会談の決定は、2013年10月23日とされている。同日の会見からまず見ていこう。

※以下引用↓↓

〇記者 新潟日報のヤマダと言います。
午前中の定例会で汚染水問題と柏崎刈羽の安全管理について、委員長と東京電力の廣瀬社長とお会いになるという方向で話が決まったと思うのですが、お会いになる目処とかはまだありませんでしょうか。来週とか。

〇田中委員長 いろいろな事態の状況から見ると、そう遅くないようにとは思いますけれども、相手もありますし、今、事務的にいろいろこれから詰めていただくことになろうかと思います。

〇記者 定例会では柏崎刈羽から福島第一の方にもっと人的リソースを回せないのかなぜかというようなお話も出ていたと思うんですけれども、具体的に廣瀬社長と委員長と何を詰めるお考えなのか、改めもう少し具体的にお聞かせいただけないでしょうか。

〇田中委員長 一言で言うと、ありとあらゆる問題をお話ししたいと思っていますけれども、とにかく今、優先すべきことは皆さんが感じているとおり、やはり1F の問題をどういうふうに収めていくかということがまず大事なので、そのために何ができるのかというところからいろいろな問題が出てくるのだと思いますが、率直に意見を交わしたいと思います。

〇記者 柏崎刈羽の安全管理に関して、何か会談されて、お話しされるというような点でお考えになっていることはありますでしょうか。

〇田中委員長 柏崎刈羽のことは、余り今は特には考えていないです。安全上、そう切羽詰ったことだという認識はないので。

〇記者 最後に1点、先週もお聞きしたのですが、柏崎刈羽6、7号機の申請が出ていまして、審査と今回の問題との関連ですけれども、その審査会合入りの時期については現時点でどのようなお考えでしょうか。少なくとも廣瀬社長と会われてからの判断というような流れなのでしょうか。

〇田中委員長 審査は1つは私たちの与えられた法的な義務ですから、そこはそれと受け止めつつも、やはり全く1F と無関係というわけにもいかないから、社長とよく話をすることもあろうかと思います。

〇記者 現時点では、いつに審査会合入りということは特にまだなくて、廣瀬社長とお会いになってからということなのでしょうか。

〇田中委員長 私自身が審査会合の事務的なところはほとんど関与していませんし、そこは更田委員と島崎委員がいろいろ御検討をされていると思いますので、今のところは何も聞いていません。

※引用ここまで↑↑

【出典】原子力規制委員会記者会見録:平成25年10月23日

笑えない一方で面白いと思わずにられないのは、廣瀬社長と会う前(10月23日)の田中委員長の会見、そして審査に入ると明言した後の11月13日の会見とで、言っていることはあまり違わないかに見える点である。

しかしながら本当はこの2回の会見、委員長は同じことを言っていてはならないはずなのだ。以下に検証してみよう。

下記はまず、田中委員長が廣瀬社長との面談を決めた当日、会見を受けての各社報道である。緑色の太文字にしている部分には意味があるので、後ほど説明する。

◆時事通信
柏崎刈羽審査、面談後に判断=汚染水問題-規制委

※以下引用↓↓

規制委は23日、東電が再稼働の前提となる安全審査を申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の扱いについて、面談後に判断することを明らかにした。
(※中略)1週間以内を目標に面談の日程調整を急ぐが、その間は柏崎刈羽原発の審査に入らない。


※引用ここまで↑↑

◆毎日新聞
柏崎刈羽原発:規制委、東電社長を聴取へ…審査は当面凍結
2013年10月23日 21時24分
http://mainichi.jp/select/news/20131024k0000m040094000c.html

※以下引用↓↓

東京電力福島第1原発で汚染水漏れが続いているのを受け、原子力規制委員会は23日の定例会で、田中俊一委員長が28日に東電の広瀬直己社長と会談し、福島第1原発や再稼働申請している柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の安全管理態勢などを聴取することを決めた。規制委は再稼働に向けた安全審査を当面凍結し、会談を基に開始時期を検討する。審査は少なくとも半年程度はかかる見通しで、年度内の再稼働は困難な情勢となった。

※引用ここまで↑↑

◆ロイター
田中規制委員長、非公開で東電社長と面談へ
2013年 10月 23日 16:59
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE99M06720131023

※以下引用↓↓

原子力規制委員会の田中俊一委員長は23日の定例会見で、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の広瀬直己社長と近く会談する意向を明らかにした。汚染水処理などでトラブル続きの福島第1原発への対応について、「ありとあらゆる問題について率直に意見を交わしたい」と述べた。

※引用ここまで↑↑

このように、10月23日に田中委員長は廣瀬社長と「ありとあらゆる問題を話し合いたい」としていたが、翌々日25日の原子力規制庁森本次長の会見でその方針は早くも覆された(かに見えた)。

10月25日の森本次長会見より当該発言箇所を引用する。

【出典】「原子力規制庁記者ブリーフィング」:平成25 年10 月25 日分「速記録」1~2p

※以下引用↓↓

3番目に、要人面会について御報告をいたします。
前に規制委員会で話がありましたが、来週月曜日28日の9時半から東京電力株式会社の廣瀬代表取締役社長と田中委員長の面会を予定しております。場所は本館の13階の会議室Aで行うものでございます。この会談は、東京電力の廣瀬社長の方から福島第一原子力発電所の現場の状況についてどのように認識をされているか、またどのようにされるつもりかを経営者の立場でお聞きするものでございます。基本的にはそれを聞き役ということでするものでございます。なお、この会談では申請や審査に関するお話は遠慮していただくと共に、当方もお聞きしないという立場を改めて申し上げておきます。

※引用ここまで↑
同速記録のもう少し後(2ページ目)でも、下記のように述べている。

※以下引用↓↓

〇記者 産経新聞、アマノです。
まず東電社長との面会の件ですが、先程次長審査に関する話はしないとおっしゃいましたけれども、これは柏崎刈羽の件についても触れないという話ですか。

森本次長 柏崎刈羽を含め、いわゆる審査、申請に関することはお話としては遠慮していただくし、私どもも聞く場ではないと。

〇記者 これは前回の規制委の定例会の中では、いわゆるこれはこれ、あれはあれはない、つまり汚染水と柏崎刈羽の安全審査とは結びつくというような話がありましたけれども、そうするとそことちょっと齟齬が出るような気がします。

〇森本次長 福島第一原子力発電所の現状についてお話を聞くということですので、福島第一原子力発電所をサポートするという観点から柏崎刈羽に関する話が出る可能性はあると思っておりますし、定例会合でもそういう話があったかと思いますが、それに限るのかなと考えております。

〇記者 する可能性はあるということですね。

〇森本次長 何遍も申し上げますが、福島第一原子力発電所の対応の上で、それに関連して、それをサポートするという観点で柏崎刈羽に議論が及ぶことはあると思いますが、審査、申請に関する話ではないと理解しております。

〇記者 取材は頭撮りで事後ブリーフィングということですけれども、公開云々は規制委の独自の判断ということでいいのですか。つまり東電側からこれは非公開にしてくれという要望があったわけではないということですか。

〇森本次長 それは違います。規制委員会としての判断でございます。

※引用ここまで↑↑

10月23日に田中委員長が、柏崎刈羽の審査を含めて東電と話し合う姿勢を打ち出したものを、10月25日には、原子力規制庁が否定。この時点で勘のいい人たちやマスコミはどよめいたわけである。とりわけ、新潟県の泉田裕彦知事の洞察力は鋭かった。

下記が10月25日の知事のツイートである。


こちらが、申入れ↓↓

本日、原子力規制委員会委員長への面談を求めました。
2013年10月25日
http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/1356771480177.html

新潟県からの申入れが何時に規制委に渡ったのかが不明なので憶測に留まるが、泉田知事の反発を知った規制側が急遽、シナリオを書き換えて「被規制側と会うけれども、我々は公平なんだから、審査の話はしない」という路線を装ったという見方は成り立つ。

田中委員長の直近発言から、非公開面談の目的変遷について疑問を抱いた私が、事実関係を時系列でみてくると以上のようになるのだが、そういう目で見ると面談実現後の報道が、文字通りではない意味合いを帯びて見えてくる。

両者面談当日の10月28日、各社から一斉に「柏崎刈羽の審査当面凍結」の報道がなされた。

◆毎日新聞
規制委:柏崎刈羽の安全審査、当面凍結…東電社長と面談
2013年10月28日 11時38分
http://mainichi.jp/select/news/20131028k0000e040157000c.html

※以下引用↓↓

広瀬社長は面談後、「福島第1の問題を率直に話した。安全審査の話はしていない」と報道陣に説明。

※引用ここまで↑↑

※※以下引用↓↓

面談に同席した池田克彦・規制庁長官が「東電が現状をどう改善するか、実績を見てから考えていきたい」と述べ、当面凍結する方針を示した。東電の対策や安全管理が徹底されるか見極めたうえで、開始時期を検討する。

※引用ここまで↑↑

◆フジテレビ
原子力規制委員長、東電社長と面談 汚染水問題で「改善策」指示
10/28 12:05
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00256702.html

※以下引用↓↓

面談後、規制庁の池田長官は、柏崎刈羽原発の安全審査の扱いについて、東京電力が、福島第1原発の現状を、どう改善しているかを見ながら検討するべきとの考えを示した。

※引用ここまで↑↑

もう池田長官のブリーフィング録画を追うのも面倒くさい。ネタは上がった。

私がブログ記事の途中に緑色で示した、10月23日の時事通信と毎日新聞記事の引用部分をぜひ、再度ご覧いただきたい。

徹頭徹尾このシナリオであったとみるのが自然だ。つまりは審査の凍結なんて、一度もされていない。新規制基準適合審査申請と言いながら、実のところは再稼働に前のめりで周囲が見えなくなっている規制委と東電の蜜月関係が、泉田知事の反発を受けてより広い層に知られることとなり、関係の実態はひた隠しにして、他人のふりを装った。わかりやすくいえば、こんな感じではないかと推論する。

第一報が一番正確だった、というのは、こちらの記事

「泉田知事はなぜ会談翌日に東電の規制基準適合申請を容認したのか」


で取り上げたケースでも同様だったのだろうと思う。今回は記者ら自身踊らされた側なのだろうが、受け取る我々としては、変遷する報道に惑わされないことが重要だ。

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【どん引き】中村委員が切々と語る、田中委員長の「愛」

早速だが、興味ある会合について、一部文字起こしした。音声が始まってからの冒頭約28分程度相当を公開する。

原子力規制委員会・田中委員長が住民からのヒアリングを拒否したという内容の毎日新聞の記事が「スクープか誤報か」というところでここ数日話題になっている例の会合、

第4回 帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム 平成25年11月11日

である。毎日の当該記事にリンクを張ろうとしたらすでに記事が削除されている。こうなると、非を認めたのかなぁという印象が現時点拭えないが、問題は一メディアの一記事に矮小化されるようなことではない。そもそも問題の記事は本文の記述からして「政府関係者」が情報源であったようで、なぜ(利害が相反しているようには見えない)原子力規制委員会・田中委員長に関して「政府関係者」があのような情報をリークしたのかは当日から不思議には思っていた。

ともあれ、このニュースに私自身踊らされたことも事実である。常々、泉田知事:に関しても田中委員長に関しても、誤報が飛び交っていることは気づいていながら不覚であった。この反省から、急いで昨日の会合の「ヒアリング」部分についてチームの「検討」内容を確認した。

あくまで、いつも通りの真面目なブログ記事なので、タイトルに違和感を覚える人もいるかもしれない。が、それは最後まで読んでいただけばわかると思う。もちろん、最後まで真面目に書いている。

本当はこの日の会合でもっと重要なのは、

帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方(案)
(線量水準に応じた防護措置の具体化のために)

の方である。検討チーム会合においてこちらのテーマがどのような扱われ方をしたのかは、改めて自分なりの考察を加えたいが、今日は冒頭約28分に潜む大●●についてフォーカスしたい。

なお、ブログのテーマになる材料は書き起こしの一番最後にある。赤字で装飾してあるので、どうしてもそこだけ読みたい、あるいはそこを先に読みたいという方は、スクロールしていただき、書き起こし部分で赤字が始まる場所を探していただきたい。

【音源】
第4回 帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム 平成25年11月11日
より

※【以下文字起こし】(冒頭約28分)

中村委員:時間になりましたので、帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム第4回の会合を開かせていただきたいと思います。

本日は検討チームの先生方全員にお集まりいただきました。それから、関連する省庁の方にも、左側にご出席を頂いております。お手元に座席表があると思いますので、敢えてそれぞれご紹介をいつものようにはしませんので、恐れ入りますが、発言の前にはご所属とお名前を言っていただけると、非常に助かります。

それでは、開始させていただきます。まず、えー、事務方の方からお手元の資料についてご説明を、あの、ご確認をお願いいたします。

※事務局の資料確認(資料名読み上げ)は割愛

中村委員:えっと傍聴の方にもすべて同じものが配られていると思います。それでは最初にこの資料の1-1帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チームヒアリング結果について説明していただきます。

その前に一言、お礼を申し上げます。あのヒアリング、どなたのご意見を伺ったらいいか、といったようなことは、ここにいらっしゃいます検討チームの先生方からこういう人からご意見を聴きなさい、こういう実情をあのー見なさいということの示唆をいただきました。それに沿ってそういった方を今日ご紹介するような方々のヒアリングを行いました。

私自身はあの少し処務の関係で伺えませんでしたけども、ここの検討チームの何人かの先生方には、お忙しいところ、あの現地まで一緒にヒアリングにお付き合いいただきまして、一緒にご意見等を聴いて頂きました。厚くお礼を申し上げます。

それと同時にですね、このヒアリングというかいろいろ意見を言ってくださった方、今日お話をするのは非常にまとまった形でまとまった紙しかないんですけども、非常にお忙しいところ、それから凄く時間をかけて丁寧に説明をしてくださいました。丁寧にお話をしてくださいました。その、あの、すべてがここに網羅されてるわけではないんですけれども、議事録といったようなものすべて取ってありますので、それも加えてお礼を申し上げます。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

それでは、ヒアリングの結果について、大体の、ま、要点を説明お願いいたします。

事務局(角田英):はい。えー、資料1-1、ヒアリング結果という資料ご覧いただきたいんですが、表紙をおめくりいただきますと、目次がございまして、その次の1ページ目、ヒアリング結果の最初に概要を添付させていただいております。資料の構成といたしましては、最初の概要を今日はご説明させていただきますけれども、6ページ以降、あのヒアリングの結果要旨ということでですね、詳細なメモと、それからいただいた資料を添付させていただいておりますので、ご確認いただければと思います。

それでは1ページ目に戻りまして、ヒアリング結果のところをご説明申し上げます。最初の案文、あの文章でございますけれども、こちらのヒアリングは、地元の民間団体、自治体、大学関係者など、さまざまな人や機関が放射線に起因した不安を抱えた人々と向き合ってこられているということで、それぞれの主体がどのような課題に直面し、どのような課題を乗り越えたのかなどにつきまして、検討チーム有識者、それから事務局において聴取を行ったものでございます。で、聴取をさせて頂いた方々のリストを1ページ目に載せてございます。民間団体における取り組み、自治体における、よる取り組み、大学関係者による取り組みという順番になっております。

おめくりいただきまして、ヒアリングにおいて伺った主な内容ということで整理させていただいてございます。え、最初に菅野宗夫様、特定NPOのふくしま再生の会の理事でございます。で、内容といたしましては、生活再生までの道のりはまだまだ遠いと。村民、行政、大学、研究機関などの専門家とNGO、NPOなどさまざまな関係者が信頼し合い、協働できるよう態勢を早期に確立することが必要。特に行政は役割を分担すべきところ、今は分断している。もっと住民のために一体となって取り組む態勢を考えるべき。それから復興再生の事業は地域や地域住民の自立再生のためにやることが目的。除染はその入り口であるがその除染の後にどうするかが見えてこない。帰村意欲・生産意欲に結びつくものすら見えてこないので、自立再生までのロードマップを作らなければならない。住民再生のためにやるのだから、住民の声を聴いて企画立案段階から一緒に住民参加型の事業が重要である。このような事業に継続的な予算をつけるべきである。住民と行政、住民と住民は互いに理解し、分かち合うことが大事。住民、行政、大学等で得られたデータはすべて共有・公開し、態勢に活用すべき。海外の研究者も福島に来て研究できるような体制整備が必要。さらに、次世代に引き継ぐことが私たちの責任…といった内容でございました。

続きまして、生活協同組合コープふくしまの野中様、それから加藤様からお話をお伺いしました。コープふくしまではガラスバッジの配布、家庭の食事の放射性物質の取得量、摂取量調査、それから組合員による仮設訪問住宅、住宅除染サービスなどの被災者支援を続けている。住民支援をする際はどういうスタンスでかかわるのかが重要であって、押し付けるのではなく、不安を共有することが重要。不安を低減するには、住民の物差しで話ができるかどうか。専門家の一方的な説明では内容が正しくても反感を招くことがある。実際に住民と向き合い、支援するには、迅速に住民の相談に対応できる態勢を整え、その場で解決できる権限を与えるべき。

3ページ目の上に移ります。個人線量測定や食事調査は放射線のことを理解せず、我慢して暮らすのではなく、正しく理解して前向きに暮らしてもらうために役に立つ。長期にわたる支援を継続するには、国はイニシャル経費ではなくランニング経費に予算を付けるべき。住民、市町村が自分たちのために使える予算が重要、ということでございました。

え、続きまして伊達市市民生活部理事の半澤様からのご意見でございます。リスクコミュニケーションについては、科学的な面とメンタルな面との双方が必要。とってつけたようなものは信頼されず、受け容れられにくいと。ガラスバッ…「ジ」ですね、これは「チ」ではなくて。「ジ」を用いた全住民の個人線量の測定は、自分の線量がわかるということが普及の要因だった。各省の取り組みを結びつけることで、市内で活動している様々な団体の活動に横串を通すことができるかもしれない。市町村ごとに個別に避難指示を解除しても生活圏、こちらは病院ですとかスーパーとか職場だとかそういったものを、その、一括した、一括してですね、地域として表す概念でございますけども、生活圏にある市町村の避難指示が解除されないと、住民の帰還は進まないと思われる。といったご意見でございました。

続きまして、同じ伊達市の長谷部様、健康福祉部の次長の方でございます。個人線量の測定で実際の被ばく線量がわかり、不安の解消につながった。実測値は帰還を判断する材料になる。地域メディエーター、という取り組みをあの、行われておられまして、リスクコミュニケーションを担当する方でございますけども、地域メディエーターには、市民が安心を得られる効果があった。相談員は、同じ担当者が継続することが望ましい。情熱がある人が望まれる。住民の相談に乗る人が信頼を失うことが無いよう、制度としてこのような人を支える仕組みを期待すると。

え、続きまして、飯舘村の菅野村長、でございます。専門家・研究者の説明が住民に理解できないことがあり、混乱した。国による放射線に関する正しい理解のための積極的な発言を期待する。リスクコミュニケーションには、実施する人材が最も重要。この地に骨を埋める覚悟があるかどうか。村の要望に応えられるようにフレキシブルな支援、予算面での支援が重要。ということでございました。

続きまして4ページ目。川内村の井出復興対策課長と井出、川内村商工会の会長でございます。長崎大学との協定、えーと川内村にはあの、前回もご紹介したように長崎大学の高村先生と折田先生らの拠点がございまして、その関係の活動でございますけども、長崎大学との協定の仕組みは非常にうまく行っている。専門家のサポートは住民の帰還、村の復興再生にとって重要。こうした自治体支援の仕組みを国が中心になって拡げるべき。国が福島に拠点を整備するのは重要。健康管理の面では検診受診率が下がっており、受診率を上げるためには、県全体で受診しやすい取り組みを考える必要がある。帰村にあたっての最大の課題は、除染と雇用の場の確保。企業の誘致もしているが、根幹となる農業、林業が重要。高齢者が帰還し、その高齢者にサービスを提供するのは若い人なので、そこで雇用が生まれ、コミュニティが発生する。外から人を呼び込むことも大事。ということでございました。

その次の高村先生は、前回の会合でご紹介いたしましたので、その次の折田先生のところに移らしていただきます。

折田先生の会合では高村先生も同席をされてございます。えー折田真紀子様。長崎大学の原爆後障害の医療研究所の大学院生と。保健師でございます。地元の保健師は通常業務に専念し、自分は放射線関係の相談に専念することにより分業を図った。帰村当初は除染や放射線の健康影響についての不安が多かったが、徐々に相談内容が多様化してきている。内部被ばくの問題については、食品の検査をいつでも行える態勢。測定は村の担当者が行う。で、いつになったら山菜が食べられるようになるか、気にしているので、専門家に見通しを立ててもらうことを考えている。こういったことでございました。

続きまして、5ページ目の上でございますが、福島県立医科大学の宮崎先生にお聴きしております。個人線量結果は、これご本人に送付するだけではなく一対一の対面で説明することが重要だと。それから月単位の測定では不可能なんですけども、その、時間単位のですね、個人線量データを分析することによって、線量と行動の因果関係を分析することが可能になると。それから田村市での対象人員に比べて、今後避難指示を解除した場合、大規模の住民を対象にケアする必要が出てくるということで、これまでの成功例をそのまま応用できない可能性があるので、工夫が必要ですと。放射能、放射線の影響よりも、避難に伴う環境の変化やストレスによる肥満の増加、の問題が大きい。そのような個人個人が抱える問題をケアする人材が必要だということでございました。

最後、吉田先生も前回の会合でご報告をさしていただいております。であと7ページ以降ですね、さきほどもご紹介しましたけども、詳細なメモといただきました資料を添付さしていただきます、いただきましたので、適宜ご参照いただければと思います。

当方からの説明は、以上でございます。

中村委員:はい。ありがとうございました。あのー最初に、ちょっと申し上げていましたように、あのこれは本当に、ヒアリングの、ま、最初のところに、事務局において聴取したって(笑)いうふうな言い回しになってますけども、そんな態度ではなくてですね、えーといろんなご意見を頂きました。それで、あのーこちらで今お示し、示してありますように、166ページもの資料になりました。お蔭様で。そのほとんどが、80%、90%以上が先方様から頂いた資料です。こういった資料を原子力規制委員会あるいは原子力規制委員会のこの検討チームできちっとWEBに載せることができる、いうことで、まぁ感謝のしるしというかそういうことで皆さんにお知らせするということで、ひとつのお礼とさせていただきたいと思います。こういった資料をお作りになるの、非常に大変だったと思います。あの、本当にありがとうございました。重ねてお礼を申し上げます。

えーっと、このヒアリングいろいろご意見をいただきましたときに、あのこちらに座っていらっしゃいます検討チームの先生方にも何人かご参加していただいているところもあります。もし何かここにまとめたようなもので何か齟齬があったり、あるいは付け加えたりした方がいいようなこと、あるいは参加はしていらっしゃらなかったけれどもこの辺をもう少し詳しくお聞きになりたいというようなことがありましたら、各先生方からご意見なり追加をお願いいたします。

●春日文子委員

前回ですね、あのー、あ、すみません。春日です。前回他の委員の方々と一緒にヒアリング、また現地調査の実現をお願いしますということで、事務局また中村先生にお願いしましたところ、このように実際に詳細なヒアリングを実現していただきましたことに、あのー、改めて感謝申し上げます。また、中村委員もおっしゃったように、ヒアリングに対応してくださった方々にも、厚く御礼申し上げます。

私自身は、あの、川内村のヒアリングに参加いたしました。今まとめていただいたことに加えるとすればですね、あのー、井出様、お二人とも井出様ですけども、えーと、お二人が強調していらっしゃったことは、元の村をそのまま戻すことではなくて、今回のその、避難を契機に、川内村らしい復興の仕方を改めて考えて、新たにそのー村のビジョンを持ちたいと、そういうお話でした。えーそのことを強調して、付け加えたいと思います。

それから、私自身は大変その、時間が限られていたので、事務局の方で調整していただいた他のヒアリングに同行することができませんでした。そこで土日、週末を使いまして、現在横浜市に浪江町から避難している方、それから、昨日は浪江町に実際に行きまして、現在仙台市に避難している方と、それから浪江町のその役場の方と、ほんとにこれは個人的にお話をしてきました。

その中で、ちょっと共有させていただきたいことをまとめます。

まず避難している方お2人のうちお1人はこのまま避難を継続したいというご希望でした。その理由は、家に帰っても二年半以上留守にした家は、もうネズミだらけ、カビだらけで、そのまま帰れる状態ではないこと。それから帰っても仕事がないこと。それが大きいということでした。で、現在一番困って、あの、いろいろ困られているんですが、現在その困られていることのひとつは、避難先で自分たちが避難者であるがために肩身の狭い思いをしなければいけないこと。それからいろいろな不安をずっと持ち続けなければいけないこと。ということでした。何を望まれるかっていうことは、人としてほんとに当たり前の生活をしたいということだそうです。

それからもう一人、現在は避難していますけれども、いずれは浪江町に帰りたいという方。この方も、がん以外の健康影響に不安があるということを仰っていました。また、仕事や家が、えー、元のままではないということにも、不安を感じられていました。けれどもこの方は、浪江町としての特徴、またメリットを活かせないかということをお考えで、えー、福島第一原発に至る北の玄関口である浪江町の利点を生かして、そこに新たな産業基盤を作ってはどうかという、大変前向きなビジョンをお持ちでした。その、新たな再興、町の再興という意味では、川内村でお聴きしたことと重なりました。

それから、役場の方。ひとつの不安の材料は、現在の福島第一原発の現状だそうです。4号機で使用済み燃料の移動、移転、移動が始まろうとしていますけれども、ぜひその様子をWEBカメラで公開してほしい。そのことがひとつの安心材料に繋がるということを仰っていました。

以上情報提供させていただきます。あ、情報共有させていただきます。

中村委員:ありがとうございました。はい、どうぞ。

●星北斗委員(Youtube 23:35あたり~)

星北斗委員:ちょっとだけ付け加えをさせていただきたいんです。私も川内村のほうにお邪魔をさせていただきまして、話を聴きました。ここにさらっとまとめてありますけども、特に印象に残ったのが、ま、インフラとして重要な学校の再開をしたと。しかしその学校の再開が市町村またがるとですね、近くにあるんだけれども、隣の町から通えないと。いうような問題があるんだっていうようなことを聴きました。これは交付金の話その他でいろいろ問題があるんでしょうけども、省ごとの取り組みということでまあ、学校にしても検診にしてもそうですけれども、様々なことが、ま、かつてのといいますか、震災前と同じ枠組みで行われていると。しかしこういう特殊な事情を鑑みればですね、お互いにそういう相互乗り入れといいますか、市町村間の協力や協調というようなことが、今まで以上にスムーズにできるような、ま、環境整備があったらいいのになぁと。いうようなことが、私は印象に残りました。

それからもう一つは、国なり県なりが支援をしてくれる、特に技術的なサポートなどがしてくれるような拠点というようなことの必要性についても、仰っていただいたなかで、いろんなことが分散しているということをやっぱりどこの方も思っていて、データやいろんな結果が、あるいはさまざまな情報や相談の窓口で除染ならばこっちと。なんとかがこっちとか、野菜はこっちみたいな話が(笑)あるので、やっぱりワンストップで、いろんな相談に乗ってくれるような態勢が、ま、町としても作りたいし、我々がその町なり、拠点の人たちが、あ、町なりが相談する相手である拠点をですね、どこの窓口なんだってなことがわからないのは、やはり不便だ、というようなお話を伺いました。

さきほどその検診の話もしましたけれども、やはりその、市町村単位で行われている事業、それがまぁ、ほんとに市町村が大変な思いをして復興を目指しているというのがよくわかりました。しかし、単独の市町村ではできないというがあることも、一方確かであり、やはりあの国として、あるいは県としてやるべき仕事がたくさんあるんだなぁということを感じて帰ってきました。ありがとうございました。本当に、あの、熱心に取り組まれている様子を見せていただいて、それから短時間の間にセットしていただいたには感謝をしたいと思います。ありがとうございます。

●森口祐一委員(Youtube 26:10あたり~)

森口でございます。なんか電源が入っていなかったようで、失礼いたしました。あの、2点ばかりでございます。あの、非常に限られたスケジュールの中で、あの多くの方のヒアリングを組んでいただいて、ありがとうございました。ただあの、第3回にですね、あの、ま、特に地元の当事者、住民からも直接聴いて頂きたいというようなことをお願いしておりましたけども、なかなかあの限られた時間の中でですね、あの、ご推薦申し上げた方のすべてを聴いて頂くということも難しかったかと思いますし、私自身の都合もありまして、なかなか現地に赴いてお話を伺う機会、というのは非常に限られていたかと思います。であの、今日に間に合うのはここまでということかと思いますが、決してこれで終わりではなくて、むしろその現地の事情をよく聴きながらですね、そこに応じた対策を講じていくのはまだこれからということかと思います。また、その、関係省庁もですね、ぜひ一緒に行っていただいて、向こうで現場を見て、一緒に問題を分かち合うというようなそういうプロセスも必要ではないかというようなこともあったかと思いますので、そういう意味ではまだまだ、これ取っ掛かり、特に検討チーム事務局だけでヒアリングされたようはケースもあったかと思いますので、これは決してこれで終わりではなくて、むしろこれが始まりだと。いうふうに捉えさせていただければと思います。

から、もう一点はあの、さきほど春日委員から春日先生の方から詳細に紹介ございましたので、特に付け加えることはございませんが、私も昨日浪江の方同行させていただきまして、浪江、それから南相馬へ行ってまいりました。で、そこのなかでやはり、現場で行ってこそわかる部分というのがございますので、(※※※聴き取れず)関連した発言をさせていただきたいと思いますけども、やはり現場に自ら出向くと。いうこと非常に重要かと思いますので、さきほどの繰り返しになりますけども、なるべく多くのですね、この場にご参画している方々が、これから先現場の実情をよく見てくる、ということの重要性、再度強調させていただきたいと思います。

中村委員:ありがとうございました。はい。

丹羽太貫委員(Youtube 20:32あたり~)

今のあの、森口先生のお話に、私、全面的に賛成で、これはあのー、えっと実は、このプロセスは我々が今知るためにやっておるんですけれど、実際これほんとに復興が本格的になってくると、現地からの細々した情報をやはりきちっと吸い上げて、その度にそのー政策面に反映するとか、そういうプロセスが必要になってきます。だからこれは単にその我々が勉強するためにというふうなもん…だけではなくて、もっと広い意味合いがあるというふうに私思っておりますので、よろしくお願いいたします。

中村委員:えーっと、明石先生は?

●明石真言委員

明石でございます。私自身は今回一回も参加できなかったので、ちょっとあの、お聞かせ願いたいんですけども、これはあのー、こちらからかなり質問をされて、答えられたのか。それとも大体相手方の住民の方その他(※※※聴き取れず)の方から大体フリーに話していただいたのか、ちょっとその点お聞かせいただいたらと思うんですが。

●事務局

えー、事務局からお答えさせていただきます。あのヒアリングに伺う際にですね、事前にですね、いろんなこういうテーマでお聴きするということを、一応お願いをいたしまして、たとえばその、伊達市の半澤様のところでではですね、こちらは住民の方々に放射線の個人線量計をですね、配布される、その先進的な取り組みをされておられたので、その事項についてお聴きしたいと。いうことでお邪魔をいたしました。そういうふうにあの、基本はその、このテーマでございます、安全安心対策に関してどんな取り組みをされているのかということをですね、えー、健康相談の実績でございますとか、リスクコミュニケーションに関する取り組みでございますとか、そういった取り組みについてお聴きしたいと。いうことでお伺いしているところでございます。事務局からは以上でございます。

●明石委員

明石委員:私自身は初期の頃に、あの健康の説明会等で住民の方、お話をさせていただいたことがあるんですが、この今回のこのヒアリングの結果を見てますと、ま、当時と変わっているのは非常に生活について元に戻りたいっていう気持ちがかなり強くなってきて、初期の頃とはだいぶ違っているんだなぁということ。それからあのー、放射線のことについても、やはりどっかで心にあるんだけれども、生活、とにかく帰りたい、それから地元で生活をしたいっていう、そのためには何をすればいいんだろうっていうことをかなり住民の方も強く、それから深く考えているんだなぁっていうふうに、私自身は感じました。

中村委員:ありがとうございます。あのーちょうど明石先生が仰ったようにですね、私自身もたぶん明石先生と同じ頃にホットラインを受けておりまして、そのときのホットラインの相談の内容とはかなり違っています。あのー、ですので、このヒアリングの結果というか、ヒアリングの行動というのは、非常にあの重要なことですので、このことを重く受け止めると同時に、今各先生方から言われたように、これはヒアリングをするというのではなくて、必ず何回もこの検討会では言われているんですけども、そのニーズをよく聞くということ。で、それに対してきちっと応えるということが必要ですので、ま、後でも少し出てくると思いますけれども、そういう受け口を作る。受け口を作ったからと言ってそれを作ったらそれでいいというわけではなく、それを活用させてさらにそれを発展させていくというような仕組みにしないと、なんのたけのヒアリングだかわからなくなってくると思います。

それから、春日先生、それから森口先生が仰いましたように、もしかすると大きな組織とではなくって、個人個人のところから声を拾い上げていかなければならないこともあると思います。あの、私も経験しておりますが、皆さまが一緒にいるときにはなかなか本当の不安ていううのは仰らないというときが一(対)一でお話をされたほうがリラックスして本音を話されることがあると思います。あるいは立場上もう少し分かりやすい人にもう少し自分の身近な人に相談したいということもあると思いますから、そういったことも含めてこれは最後の方にはきちっと書いてあるつもりですけども、そういう仕組みは作っていきたいと思っております。

で、川内村に関しましては、その井出様お二人、同じお名前の苗字の方ですけども、ここに関しましては、えーっと今春日先生と森口先生がご一緒していただいたということで、あ、星先生。ごめんなさい。星先生と春日先生がご一緒していただいたということで、ちょっとあの、今の言っていただいたことを、の要点だけを二つくらいここに付け加えておいていただけますか。その方がいいと思うので。

で、ヒアリングはそれでよろしいでしょうか。えーっとそれでは、次に進めさせていただきます。

●中村委員(Youtube 33:46あたり~)

それでは、次に進めさせていただきます。次がですね、一番の難題でして、えーっと帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方、ということで、案というものを作らせていただきました。これが資料の1-2に相当いたします。

で、まずこれを論議していただく前に、私の方から一言お断りをいたします。私はこの検討チームが開始するにあたって、これは放射線に対する不安といったようなものを、この検討チームを通して共有をし、それに対してどういうような対策をすればいいか。帰還ということに限らず、放射線に対して不安を持っていらっしゃる方が、この検討チームの会合を見ながら、あぁこういうこともあるんだ、こういうふうにみんな不安に思ってる、それに対してこうやって向き合っていったらいいのか、っていうことを、この検討会議を通じてご覧になり、少しでも不安の解消に努めることができればというふうに考えておりました。

ただ実際に思うことと、やりたいことと、やれたことは明らかに乖離があり、私自身も、この4回。今日が4回目、というかたったの4回で、それが十分に議論し尽くされたとは決して思っておりません。まったく不十分であるとは思っています。

ただ一方で、いろんなご意見を聴いて、特にこのヒアリングとかいうのを聴いて、私自身、あるいは福島に住んでらっしゃって、今こよなく福島を愛してらっしゃる原子力規制委員長の田中先生のことを考えると、この年は、来年は、どういうふうに暮らしていけるだろうということをなるべく早い形で、国が、あるいは私たちが少しでも決断をする一歩でも早く一歩でも前に進むことができるのならば、この検討チームで行っている課題は、これから先必ず続けていくということをお約束して、一旦は原子力規制委員会で引き取らせていただいて、それを原災本部なり、各関係省庁に投げたいというふうな思いにかられました。

従いまして、今日は少しエンドレスになるかもしれませんけれども、何とかここで一つのキックオフをこれでさせていただきたいと思いますので、これから説明をさせていただきますが、よろしくご了解ご理解のほどをお願いいたします。

↑↑※書き起こしここまで(Youtube 36:27くらい)

春日委員が個人的に住民の人にヒアリングを行ったのは一つの努力…と評価したかったが、言っている中身を聴くと、どういう相手を選び、どういう質問の仕方で意見を聴取し、どういう要約の仕方をしたかがわからないと、まったく意味がない。

結局、「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」という、この目的が明確な「チーム」がいくらでも恣意的に加工することができ、それを以てして「住民に意見を聴きました」「住民の意見を反映しました」といわれても、納得することはできない。だから彼らにヒアリングさせても意味はないと私は感じた。

それよりも何よりも驚いたのは、書き起こし終わりごろに要所要所赤字で示した、中村委員の発言である。

帰還したい住民に限定することなく、寄り添う気持ちを示していたはずの中村委員。ところが「たった4回」までの検討チーム活動の間に、帰還一辺倒の姿勢を打ち出すに至った。

昨日の発言はその堂々たる転向宣言なのだろうと私は解しているが、問題はそれ以外の部分で、田中委員長への私情とも受け取れる、わけのわからない「思いのたけ」めいたものを切々と訴えかけていること。さらにはその肝心の部分が日本語として滅茶苦茶で、要するに何を言っているのかが意味不明であることだ。

==============================

ヒアリングとかいうのを聴いて
私自身
あるいは福島に住んでらっしゃって
こよなく福島を愛していらっしゃる
田中先生のことを考えると

==============================

なんですか、これ?告白?愛ですか?田中俊一氏への私情で、帰還以外を望む人に寄り添うのをやめたの?

いや~びっくりです。

理解不能です。

原子力規制委員会って、何をするところですか?

化けかかった田中委員長は赤子の手をひねるように…

おそらくこれは田中俊一氏の、原子力規制委員会委員長として行った最初の会見だと思います。彼は初回からぶっ飛んでいました。どのくらい凄いキャラクタかというのは以下のやりとりでの発言からもよーくわかります。ぜひご一読ください。

【出典】
原子力規制委員会共同記者会見録:平成24年9月19日
http://www.nsr.go.jp/kaiken/

※以下引用↓↓

Q.週刊金曜日編集部のイダと申します。お疲れ様です。よろしくお願いいたします。
(前略)それから、田中委員長は刑事告発されておりますけれども、それについてどう考えているかということについてお聞かせください。それと、2011 年8月23 日の第32 回原子力委員会の議事録によりますと、除染活動についてNPO 法人放射線安全フォーラム、副理事長として発言されておりまして「100mSv というのは健康に大きな影響がないということだと、いわゆる健康影響との関係で、このあたりをどう今後住民に御理解いただくかということ、折り合いをつけていただくかということが大変大事になってくると思います」と発言されております。この発言
の真意についてお聞かせください。これに続けて100mSv だと生涯福島では子育てができないというような趣旨の発言をされていると思いますけれども、この趣旨についてお教えいただければと思います。それから、先ほどからの記者会見の回答を聞いておりますと、福島のサイトの片づけをいかに安全に進めるかとか、事故が収束しているかのような発言をお聞きしますけれども、福島の原発事故は収束しているのか、していないのか、その認識をお聞かせください。最後に、大島委員にお聞きします。国会の事故調では明確に事故は収束していない、この報告書が出ることで収束したととらえることが一番危惧するというふうな文言もあります。それから、新規制委員会人事のあり方についても、かなり詳細な提言をされておりますが、それについて、このような形で規制委員会が発足したことについて、現状どのようにお考えになられているか。以上、お聞かせください。よろしくお願いいたします。

(※更田委員への質問省略に伴い、更田委員の回答も省略) 

A.田中委員長 私が副理事長を今までやってきた2年弱ですが、放射線安全フォーラムの資金の流れを全部出すかというのは、私が決めることではないですから、それは、ここでお答えできません。それから、刑事告発されているというのは、私は初めて聞いたのですけれども、そうなのですか。

Q.はい。

A.田中委員長 そうですか、本人が知らないのに刑事告発されているのですか、わかりました。何で刑事告発されたのかがよくわからないけれども。それから、100mSv についての見解は、私個人のあれではないのです。国連科学委員会とか、さまざまなところで、そういった国際機関でこういう状況になっていますというデータをお示ししました。ただ、福島県の皆さんは、非常に低線量についての不安をお持ちです。それは、事実です。その不安がストレスになって、いろんな他の病気を起こすというか、それが非常に心配されるということは、チェルノブイリの経験とか、IAEA でもそういうことを言われていますので、そういったことをお伝えしたということで、私の見解ではありません。それから、福島1号炉の第一の収束についてどう思うかということですが、私が収束していると、先ほど来、お答えしているように、今後、後片づけをしなければいけないということがいけないということですけれども、片づけないわけにはいかないわけですね。だから、収束していることと、片づけるということとは別です。
本当に収束、安心できるためには、やはりきちんと安全に片づけるということが大事です。
そこは、少し言葉が、考え方がちょっと違うのかもしれない。

※引用ここまで↑↑

田中委員長は、「科学」という言葉を多用しつつも、政治の力は文句なしに認めるし、フィルタベントは必置規制となったはずが「フィルタベントでなくても同等の性能であればいい」旨、泉田知事の条件付き申請承認の直後に発言してみたり、その言動は矛盾していてまったく「科学的」ではない。ご都合主義で、曖昧で、おとぼけのタヌキである。

こんな海千山千を相手にするのに、会見に出ている記者たちはちょっとひよっこ過ぎる気がしないでもない。田中委員長のような化けかかった人物にとっては、赤子の手をひねるようなものではなかろうか。記者側には、もっとしっかりしてもらわないと困る。

ふなっしーの梨汁は大丈夫か?

先日テレビを観ていたら、ふなっしーは船橋市の特産品である「梨」の妖精だと紹介していた。えー、船橋市に特産品ってあるの?と正直思ったのは、船橋をバカにしているのではなく、都会だから農業は盛んじゃないと思っていたのです。

最初見たときは頭が大きくて丸いし、黄色いし、「梨汁ブシャー」とか言っていて、気持ち悪いなーという実感でした。「なんでおばけから果汁が出るねん?」という疑問だったわけですが、ふなっしーが梨だとわかり、胸のつかえが取れた次第(?)です。

梨だとわかればなんてことはない。それなりに可愛く見えてくるのが不思議です。レコーディング風景を見たときは何度も爆笑しました。

だんだん愛着が出てきて、好きとはいわないが気になるやつ。

ということで、Wikipedeiaを見ました。面白いこと、怖いことがいろいろ書いてあります。


本名が「フナデックス4世」だとか、兄弟が274体いるとかまではよかったんですが、ふなっしーの青い部分は「タトゥー」。お腹の赤い部分は「返り血」というところで、初見以来ふたたび青ざめました。誰の返り血だよ!?という話です。

そしたらこの発言を最近訂正していて、青い部分は「オウムの体液で染め上げた」。お腹の赤い部分は止まった「蛾」ということになったそうですが、本人曰く、虚言癖があり、言っていることの27.4%は嘘だって。(以上、ウィキペディア情報)

やっぱり、なんか怖いです。ふなっしー。面白さ4割:不気味さ:6割の黄金比率。

だから

あの「船えもん」が8月5日(月曜日)放送の「笑っていいとも」に出演決定!

という記事をみつけても、「船えもん?それ、誰だっけ?」

なんですよね。

こんな私は

「目利き番頭 船えもん」の着ぐるみを貸し出します

という記事を見ると、「ふなっしーが借りに行ってたらどうしよう(*≧д)ノシ彡☆」

なんて妄想が即座に湧いてきます。

あぁ、気持ち悪い。二転するお腹の赤、体の青のいわれを聞くにつけ、彼の「梨汁」も極めて怪しい成分が疑われる気がするのです。

規制委は住民の被ばくが研究成果になることを期待しているのか?

原子力規制委員会・田中委員長の会見を聴いて、気になることが一点もない日は無い。

原子力規制委員会記者会見録
日時:平成25 年11 月6 日(水)14:00~

今回は20分程度と短く、いつもよりは田中委員長のアクがない会見になるかと思ったら違った。下記は会見終わりの質疑応答である。

※以下引用↓↓

【質問者:共同通信タケオカ氏】

○記者 最後に1点だけ。先程、放射線審議会のお話がありましたけれども、将来的にその基準について所管する規制委員会としても議論をしていく必要があるということでしたが、将来はどれくらいのスパンで言っていらっしゃいますでしょうか。

○田中委員長 非常に難しい課題なんですね。これまでも何十年となく、その低線量被ばくの影響、低放射線被ばくについてはドーズレート効果とかいろいろな問題がいっぱいあるわけですね。そういったところについて、なかなか結論が出ない。結論が出ないくらい影響が隠れてしまっていて、なかなか出ないところでどういう判断をするかというところです。ですから、我が国だけで多分まとめても意味がないので、国際社会と一緒になって、そういった議論、考え方をまとめていくと。

実は我が国の放射線の基準はほとんどICRP の基準をそのままデッドコピーするような格好で、しかも時代遅れ大体新しいレポートの一回りくらい遅れてから導入されているのですが、そういうことではなくて、もっと積極的に我が国もそれについては発信できるような力量を持つというか、研究もしていくということが大事なのではないかと思っています。

※引用ここまで↑↑

どこに違和感を持ったか、お分かりになるだろうか。

「日本の放射線基準がICRPのデッドコピー」「一回り遅れて導入されている」の表現は、どう読解しても「年間1mSvの基準は低すぎる」という考えの表れに見える。低線量被ばくの影響という問題を引き合いに出しながらそんな本音をチラつかせ、放射線基準について

日本が積極的に力量を持つこと=研究することが大事

と発言している。

私が質問者なら「委員長、それは今回の福島第一原子力発電所事故を利用して、20mSvまでのさまざまなレベルの線量下で暮らす住民の健康がどうなっていくか研究することで、今まで国際的に謎だった低線量被ばくの影響をある程度解明できると。そういう"科学的"成果を期待しているとも受け取れますが、違いますか。」と問い質しますよ。

田中委員長にぶつけたところで、うがった見方としてせせら笑うだけだろうけれど。

「科学者」(?)として、住民の被ばくに期待しているような心の奥底が透けて見えた気がして、もちろんそれは今のところ証明しようがないけれども、上記に引用した会見終わりの発言がなんとも後味が悪く、聴いた当日は怒りでなかなか眠れない夜となった。

フィルターベントはBWRに必須ではないと発言(原子力規制委員会・田中委員長)

私が原子力規制委員会の会見録を読んでいて、今のところ田中委員長による驚愕発言ベスト3に入るのがこれである。

まず、該当部分を10月2日の速記録から引用したので、ぜひご一読いただきたい。問題の部分は赤い太字で文字装飾してある。この件については直前の記者質問と田中委員長の赤字部分で十分なのだが、同じ記者の最初の質問についての回答も興味深いのでついでに取り上げておいた。

※以下引用↓↓

【出典】「原子力規制委員会記者会見録」(平成25 年10 月2 日)

○記者 新潟日報のマエダと申します。
柏崎刈羽の申請ですけれども、今日、中村委員も申請を出したこと自体が驚きという発言もありましたが、委員長御自身は汚染水問題で手一杯に見える東京電力が申請したこと自体を率直にどのように受け止めていらっしゃいますか。

○田中委員長 中村さんの意見は中村さんの意見で、傾聴に値する一般論としてはそうかなとは思います。私の意見は申し上げません。

○記者 申し上げないというのは、何か支障があるのでしょうか。

○田中委員長 誤解を招くし、支障もあると思います。

○記者 今程言ったフィルターベントの件ですけれども、フィルターベントは地元の求めに応じて2つ目を付けるというようなことを東電は言っていて、しかも2つは知事が求めているように、より一体化に近いようなものということでやっているのですが、我々は技術的なことは分からないのですが、2つ設けることが単純に多重化ということで喜んでいいものなのか。それとも、いろいろな問題が出てくる可能性もあるのか。その辺は専門的な見方ではどうなのでしょうか。

○田中委員長 新しい規制基準は別にフィルターベントを設けなさいということではなくて、それに相当できるような性能のものを持ってくればいいということですから、2つを設けるということがいいとも悪いとも今は何とも言えないので、それも性能に照らしてどうかということで審査は進むと思っています。

※引用ここまで↑↑

新潟県の泉田裕彦知事が、県民の命を守るために知恵を絞って繰り出した、東電による新規制基準適合審査申請に対する「条件付き承認」。

私は、田中委員長の上記(赤字部分)の発言を読み、嫌な予感がしている。下手すると、「フィルターベントが必須でないことはすでに申し上げている通りで、同等の性能と認められる〇〇を付帯させたのでフィルターベントは無くていい」と言って審査を通すことが有り得るのではないか?そのための伏線なのではないか?と心配になっている。

工事の種類によっては、安全協定でフィルターベントよりも県側が歯止めをかけにくいものも出てくるのかもしれない。この辺は素人の私にはまったくわからないが、社会でいろんな逃げ口上、伏線、裏をかかれる……など痛い思いをしてきた一人の大人として、詭弁や騙しのテクニックに長けている海千山千をたくさん見てきたので、警戒せずにはいられない発言である。

地元の同意なしには原発の再稼働はできないだろうとの見方を示している田中委員長。それだけ聞けば最低限の良識はあるかのように思われるが、一方で再稼働の判断について原子力規制委員会としては行わないと表明し、「政治判断」という言葉を多用することを考えると、とても信じきっている場合ではない気がする。

一般人の常識、良識にもとづく「まさか」というのは、原子力ムラの人には通用しないかもしれない。


柏崎刈羽原発は、新規制規基準適合審査入りしたのか、していないのか

ご承知の通り……いや、どのくらいの人が認識しているかしていないかわからないけれども、2013年9月下旬に東京電力が原子力規制委員会に出した、柏崎刈羽原発の新規制基準適合審査申請について規制庁は、福島第一原子力発電所を理由に審査入りしていないようなことを言ってみたり、森本次長が審査入りはすでにしていると言ってみたり、かと思えば池田長官が審査にはまだ入っていないと言ってみたりと、今柏崎刈羽原発がどこのどういう段階にあるのか、さっぱりわからない状況となっている。

これについて10月30日の原子力規制委員会記者会見で質問が出て、田中委員長が答えているので、該当部分を引用してみてみよう。

※以下引用↓↓

【出典】「
原子力規制委員会記者会見録」 2013年10月30日より

○産経新聞アマノ氏
東電社長との面談の件なんですけれども、1つあやふやな点を確認したいんですが、柏崎刈羽の審査というのは、現状、粛々と進めているものなのか、それとも長官がおっしゃっていたんですけれども、東電の実施をきちっと監視する、それを確認するまで、保留、凍結しているという現状なのか、どちらなんでしょうか。

○田中委員長 どちらでもないと言った方がいいです。一応受け付けて、事務的には作業が進んでいると聞いています。ただ、常識的に考えて、今日も国会でも何度も答えていますけれども、そういうことかと思います。

○記者 すみません。そこがはっきりしないので、確認したかったんですけれども、常識的に考えて、今、東電が出された報告書の内容、あるいは社長が言われたことを確認しないと、審査会合にはいけないということでいいんでしょうか。

○田中委員長 いろんなことを申し上げました。いろんなことを話して、先程のSF(使用済燃料)の取り出しもそうだし、汚染水の問題もそうですし、廃棄物のあれもそうだし、サイト内の除染とか、環境の改善とか、いろんなことがあって、ここ数か月とか、1か月で一遍に解決できるような話ではないわけですから、その辺はドラスティックで長期的な計画をきちっと出してくださいということと、あとは、それなりの態度を見せていただけるというか、そういうことも含めて、委員会では随分厳しい意見が出ているわけですから、そういうことを踏まえて判断しますと答えています。これも国会で答えたとおりです。

○記者 ありがとうございました。

※引用ここまで↑↑

アマノ氏は「素直に終わらせているが、皆さんはこれで理解できますか?森本次長が言ったように審査入りして論点整理を進めているわけでもなく、池田長官の言うように審査入りしていないわけでもなく、東電の態度を見て判断していく。じゃあ、今は柏崎刈羽の申請はどうなっているのか?について、答えがない。

会見録をもう少し読み進めていくと、後の方でこんなやりとりがある。

※以下引用↓↓

○記者 新潟日報のヤマダといいます。
柏崎刈羽の審査会合入りについて、先程来、質問がいろいろ出ていて、繰り返しのようで恐縮なのですが、先程委員長が汚染水問題というか、1Fの事故処理について、ドラスティックで長期的な計画を東電から出してもらって、それなりの態度を見せてもらって判断するということをおっしゃっていたと思うのですが、面談の直後、池田長官も1Fでミスがなくなったというような事実が必要だという趣旨で御説明されていたのですけれども、そういう確認をとって委員会で議論して、一定の方向性というか、結論を見るまで審査会合入りはできないということをおっしゃっているわけではないのでしょうか。

○田中委員長 長官がおっしゃったとおりで、基本的にはそういうところがあるのだと思います。

○記者 やはり、それなりに確認して、それから審査会合入りについては判断されるということでよろしいのですか。

○田中委員長 審査会合にどういうイメージをお持ちかよく分かりませんけれども、事務的な審査は進んでいると聞いていますし、例えば、これまででも、7月8日に新規事業でぼんと出てきたけれども、一発レッドカードもありましたし、そういうこともありますから、いろいろなことがあるのではないですかね。だから、そんなに慌てることはないと思います。最後に、いついつまでに、入り口よりも出口が大事でしょう。そこのところを十分お考えいただければ、事業者の方も分かっていただけるのではないかと期待しています。

※引用ここまで↑↑

池田長官は審査入りしていないと言っているのに、田中委員長は新潟日報記者の質問には「事務的な審査は進んでいる」と答えた。会見冒頭の、産経・アマノ記者への回答とニュアンスが異なるように感じるのは気のせいなのだろうか。「事務的な審査」と「そうでない審査」があるのか?このダブルスタンダードは酷すぎないか?

厳格な基準に基づいて原発を審査する機関なのかと思っていたが、このあいまいさが何とも理解できない。柏崎刈羽原発の適合審査について、審査入りしたと思わせたい部分と、審査入りしたと言いたくない場面とで、この二重基準を巧妙に使い分けているように思えてならない。

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