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田中委員長が帰還のための安全基準で生涯線量1000mSvを引き合いに出したのはなぜか

切れ切れに引用すると誤解を招く可能性があるので、当該の部分、アワープラネットさんと原子力規制委員会・田中委員長のやりとり部分を、原子力規制委員会記者会見録(2015年10月28日分)より抜粋します。

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※以下抜粋↓↓

〇記者:済みません。アワープラネットTVのシライシと申します。

先週福島を回られて、各自治体の首長さんなどとお話をされてきたと思うのですけれども、それぞれの自治体、帰還のための安全の基準を示してほしいというようなことなどもあったのですが、南相馬で安全基準について、どこが安全か基準を示してほしいと問われたときに、委員長が、国際的には生涯1,000ミリシーベルトという基準があるという、こういうふうに言及されたのですけれども、そのときにそういうふうに言及された意味というか、あの場でそういうふうにお話しなさったのはどういう意味だったのかなということで、ちょっと確認というか教えていただければと思うのです。

〇田中委員長:まず、その前に、現存被ばく状況という考え方ですよね。今、国際的には、こういった原子力事故が環境を汚染するような事故が起きたときには、そういうフィールドで生活するということについて、どの程度のレベルで放射線被ばくの影響を、リスクを考えるべきかということになっている。それで、実際に放射線被ばくによるリスクです。別に20ミリシーベルト、年間20ミリシーベルトだから影響があるかどうかということについては、余り定量的な実証データはないとは思いますけれども、いろいろな国際的な専門家は、20ミリシーベルト以下であれば、ということです。

それはどういう根拠に基づいているかというと、避難することによって受けるほかのリスクもいっぱいありますね、ということですね。だから、そういったいろいろなことを勘案してその程度で、ただし、これはあくまでも参考レベルだから、1~20の範囲内で、そのときに置かれている状況を踏まえて、住んでいる方たちが主体的にそれを判断して決めるのがいいということなのです。

生涯1,000ミリシーベルトというのは、前のICRPの勧告で出ているのですけれども、日本はまだ取入れていません。そういうことで、50年の生涯線量として年間20ミリというものも出てきているのかなと思いますけれども、それは事実としてそういうことがあるということです。

それで、南相馬で申し上げたのは、参考レベルの範囲内で数年間、少し1ミリシーベルトを超えるような状況があったとしても、それがずっと続くのではなくて、できるだけ速やかにその線量を下げる努力をしながら、まあ下げる努力をしていけば、生涯線量という考え方からすれば、その一部をある意味では使ってしまうという。少し、ほかの、こういうところにいる方よりは、少しそういう点で、何年かの間に少し余分な被ばくを受けるという、そういうことで申し上げたのです。

〇記者:今の生涯1,000ミリ。20ミリで50年ということになると思うのですけれども、それはICRPの公衆被ばくの現存被ばくでそういうものがあるという理解で間違っていないですか。

〇田中委員長:この事故の後に、厚労省も内部被ばくの線量はそう決めたのではなかったかね。生涯線量としてね。違いますか。

〇佐藤規制企画課長:規制庁の規制企画課長の佐藤でございます。
私のところの担当は、緊急時被ばくのときにやりましたので、ちょっと私が知る限りでお答えさせていただきますと、厚労省の方も当時は250というようなことで現存被ばく、作業員の被ばく限度というものを決めたということがあります。
それで、先ほどの1,000ミリシーベルトというところも、ちょっと委員長のお答えと重なりますけれども、実際にICRPからの勧告も生涯1,000ミリシーベルトということで、それについては、我が国においても1年間で50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルトという規制があった中で、それを、5年100というのを10個積み重ねて50年で1,000ミリというようなことでありますから、そういったものがICRPという、すなわち科学的にそれなりに裏付けをされているものというふうに理解しているところであります。

〇記者:ちょっと作業員かなと思っていたものですから、ちょっと公衆だったので。

あともう一点、今回地域ごとに、自治体ごとに目標値を決めてというようなこともおっしゃっていたかと思うのですけれども、そうするといわゆる参考レベルという数値に関しては、国が、7月の段階では5ミリのような数字も妥当な線として考えられるというようなことを委員長、おっしゃっていたと思うのですが、どちらかというと、今回お聞きしていて思ったのは、やはり地域ごとの実情に合わせて、地域がそういった設定をした方がいいというような、今、提案というかそういう方針というふうに考えればいいでしょうか。

〇田中委員長:いや、あくまでもそういうものだということなのですね。強制すべきものではないし、国が何か頭越しに決めるべきものではないという意味で申し上げています。
ですから、除染のレベルを1ミリでないと嫌だというところもありますし、飯舘とかそういうところは5ミリと当初から決めています。それで、5ミリでずっといいという

5(ページ)

ことではないのですね。ですから、そこはよく、やはり地元の、実際のそこのステークホルダーがきちっと議論をして、自分たちは。

だからこれを、そのレベルで帰るか帰らないか、戻るか戻らないかということは、これはもう個人の選択ですから。ただ、全体の集団としての市町村単位で今、帰還をどうするかという議論がされているので、そこはそういうことで決めていただきたいということなのです。

ですから、南相馬市長が言うのは、国がいくらと決めろとかいうことなのだけれども、それは決められないものですということを言ったの。だから参考レベルなのです。

〇記者:ごめんなさい。参考レベルは今、何ミリというふうに考えればいいのですか。

〇田中委員長:1~20の範囲ですね。

〇記者:はい。それで、国が決めている基準は特に設けていないけれども、例えば飯舘村であれば5ミリというのが、ある種の参考レベルであるという感じになっている。

〇田中委員長:はい。

※抜粋ここまで↑↑
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アワープラネットさんの記事を、ぜひ併せてお読みください。

被ばく線量目標、国が設定せず?原子力規制委員長
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1995

田中委員長はICRPの生涯線量1000mSvについて「日本はまだ取入れていません」と言っているが、会見録を読んでいくとそれは、どうやら、より安全な基準を実現したいから、というよりも、目安はそれでOK、でもそんな数値に責任を取りたくないから、緩い基準を採用するなら、自治体の責任でやってね。と、そんなふうに感じてしまう。

無論、断言はしません。

ただ、疲れているせいか?そうとしか解釈できないのだけれども、どうしたらいいのだろう。という現在です。
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