柏崎刈羽原発、「燃料集合体における一部燃料棒の接触」について

燃料集合体における一部燃料棒の接触(東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所1号機)…としてリリースされているこの件。案件の一覧ページでは「3月19日」となっているが、実はつい先日、2013年7月2日にこの件に関する報告書が東電から出されていた。

新潟県庁において泉田知事と東電・廣瀬社長が面談したのは7月5日だから、その3日前のことである。

東電はこのpdf書類を画像として処理しているのか。テキストにしようとしてもできない。しかたなく、文書を文字起こししなければならない羽目になった。

全部は到底できないので、
特に注目した部分を抜粋・引用して文字起こし
していることを予めご了解ください。

当社原子力発電所における燃料集合体ウォータ・ロッドの
曲がりに係る調査結果について(最終報告)

平成25年7月
東京電力株式会社


3.1 燃料集合体外観点検結果

 最初にウォータ・ロッドの曲がりを確認した柏崎刈羽原子力発電所5 号機においてこれまでに116体の外観点検を行うとともに、同1号機において86体、同2号機において89体、同3号機において65体、同4号機において 64体、同6号機において76体、同7号機において72体、福島第二原子力発電所4号機において35体の計603体の外観点検を行ってきた。その結果、計26体(柏崎刈羽原子力発電所1号機6体、同2号機2体、同5号機18体)の使用済み燃料集合体のウォータ・ロッドに曲りを確認した。

[ブログ管理人(注1]いいですか。問題は2号機でも発生しているのがここでわかります。

 ウォータ・ロッドの曲りは上部及び下部に設けられた細径部において発生しており、特徴的な様相として以下の状況を確認した。

[ブログ管理人(注2]「特徴的な様相」という記述からは、それが「すべてではない」ことがわかる。つまり「特徴的ではない」として捨象された事象があることを示唆していると受け取るのが普通だろう。

上部細径部のウォータ・ロッドの曲がりは、細径部の中央部付近を中心として「くの字」の形となるように発生していた。特に当該部分の曲がりが大きい燃料集合体では、ウォータ・ロッドの曲がりに伴って、隣接する燃料棒が押され、その外側の燃料棒側に曲がった結果、燃料棒同士が接触していることを確認した(K5D34、K5D108、K5E57、K1J101)。なお、燃料棒同士が接触していた部位はブレナム領域(核分裂によって生成されたガスを溜める部分)であり、燃料ペレットは装填されていない。
上部細径部のウォータ・ロッドの曲がりに伴って、それにつながる太径部にも影響が及んでおり、太径部が所定の位置から径方向にずれている様子を確認した。このずれは第7スペーサ(最上部のスペーサ)によって矯正されるが、特に上部細径部のウォータ・ロッドの曲がりが大きい燃料集合体では、第7スペーサの下方の太径部においてもわずかなたわみが発生している様子を確認した。
下部細径部のウォータ・ロッドの曲がりは、細径部の下部に設けられた通水孔付近を中心として発生していた。

3.2 ファイバースコープによる点検結果

[ブログ管理人(注3]ここでは要するに、曲りの原因が「中性子があたり過ぎたせいではない」ということが言いたいもよう。

5.1.2.1 新潟県中越沖地震による影響調査

[ブログ管理人(注4]誰しもが疑うであろう原因の候補ですね。

 ウォータ・ロッドの曲がりの状況から、上下方向から外力が加えられて、細径部(ウォータ・ロッドの上部及び下部)が曲がった様子が観察されている。一方、地震時に加わる応力は、多くが水平方向加速度に起因するものであり

[ブログ管理人(注5]早速、思い込みによる予断。↑↑

燃料集合体の上部と下部が炉心支持板で拘束されていることから、中央部(ウォータ・ロッドは太径部に相当)を中心として、燃料集合体を弓状に振動させる力が働くと考えられる。これは観察されたウォータ・ロッドの曲がりの状況と合致していない。

[ブログ管理人(注6]予断に基づき、さっさと結論


また、新潟県中越沖地震時の柏崎刈羽原子力発電所における鉛直方向加速度は1G以下であり、燃料集合体を浮き上がらせる大きさではなく、上下方向に大きな外力を発生させるようなものではない。

[ブログ管理人(注7]↑↑施設内で最大1.5mもの段差が生じていることを考えると、まったく説得力がない。


従って、ウォータ・ロッドの曲がりは、新潟県中越沖地震時に起因した外力によって発生したものではないと考える。


[ブログ管理人(注8]どうです、皆さんは。この結論に納得がいきますか。

5.1.2.3 チャンネル・ボックス装着作業調査

[ブログ管理人(注9]ここでグダグダ説明しているので、同作業が原因であることにしたいのだろうと解釈。

5.2 ウォータ・ロッドの曲がりの推定メカニズム
  ウォータ・ロッドの曲がりが発生する要因分析を実施し、照射成長に伴う要因と外力に伴う要因について調査した結果、平成10年の事象に伴う作業方法見直し 前の手順では、水中でのチャンネル・ボックス装着作業時に発生する外力によってウォータ・ロッドに荷重が伝達する可能性が高いことを確認した。
 す なわち、当該の作業方法によって水中でチャンネル・ボックスを装着すると、上部タイ・プレートに上方から十分大きな荷重が加えられ、エクスパンション・ス プリングが縮められて上部タイ・プレートが沈み込むことで、ウォータ・ロッドに対して過大な荷重が伝達されるメカニズムが働くことが想定され。その結果と して、ウォータ・ロッドの曲がりが発生するものと推定できる。
 このメカニズムについて、モックアップ試験及びチャンネル・ボックス装着履歴に着目した燃料集合体の外界点検によって、妥当性を検証した。

8.1 燃料集合体の局所への核特性への影響
 ウォータ・ロッドの太径部(上部側)が径方向にずれることによる燃料集合体の局所の核特性への影響を評価したところ、保守的にスペーサによる拘束を考慮せず、ずれる量を大きく見込んだ場合を仮定しても、燃料集合体上部断面の無限倍増率の変化量は、モンテカルロ燃焼計算の統計的なばらつきの範囲であった。
 また、ウォータ・ロッドの太径部(上部側)が燃料棒に近接することによる燃料集合体の局所出力ピーキング係数への影響については、上記と同様な保守的な仮定を置いても、燃 料集合体上部断面図の局所出力ピーキング係数の最大値の変化量で0.002程度であった。実際にはスペーサに拘束されていることから、現実的な変位量は上 記の仮定よりも小さく、それを考慮すると影響はさらに小さくなる。また燃料集合体上部は出力が相対的に低いことから、局所出力ピーキング係数への影響は無 視できると言える。

[ブログ管理人(注10]↑↑「影響がない」路線でたたみかけてきます。

  さらに、ウォータ・ロッドの下部細径部に設けられた通水孔が閉塞した場合のウォータ・ロッド内部におけるボイドの発生の有無について評価したところ、 ウォータ・ロッドの通水孔(合計12個)のうち7個が完全閉塞した場合においても、ウォータ・ロッド内部でボイドは発生しない結果となった。これまでの ファイバースコープ点検において確認したウォータ・ロッドの通水孔の形状変化は最大でも6個と評価しているが、保守的に通水孔6個が完全に閉塞したと仮定 しても、』ウォータ・ロッド内でボイドは発生せず、
中性子減速効果にはほとんど影響を与えない。

[ブログ管理人(注11]↑↑東電はどんなにかこのセリフが言いたかったのでしょうね。

 以上より、ウォータ・ロッドの曲がり及び通水孔の閉塞について評価した結果、それらが燃料集合体の局所の核特性へ及ぼす影響は無視できると考える。

8.2 炉心特性への影響
  ウォータ・ロッドの下部細径部に設けられた通水孔の閉塞によってウォータ・ロッド内部を流れる冷却材の流量が減少した場合、インチャンネル(チャンネル・ ボックスの内部のうち、ウォータ・ロッド内部を除く領域)への冷却材流量が増加する。合計で12個ある通水孔のうち、保守的にその半数に当たる6個分が完 全に閉塞した状態の燃料集合体(ウォータ・ロッド部分閉塞燃料)が炉心全体に装荷された場合の炉心特製解析を実施した結果、最大線出力密度 (MLHGR)、最小限界出力比(MCPR)、燃料集合体最高燃焼度、停止余裕への影響は小さいと評価した。
 出力分布、燃焼度分布、炉心の径方向出力ピーキングへの影響も小さいものの、ウォータ・ロッド部分閉塞燃料を全数装荷した炉心では、炉心平均ボイド率が0.2%程度減少し、減速材ボイド係数の絶対値が小さくなることから、安全解析への影響を評価した。

9.7 安全解析への影響評価結果まとめ
 ウォータ・ロッドの曲がりに伴う、燃料集合体の局所の核特性及び炉心特性への影響を踏まえ、安全解析への影響評価を行った。運転時の異常な過渡変化の解析への影響や事故解析等の解析結果への影響はいずれも小さく、安全解析への影響はないことを確認した。
(※後略)

10. ウォータ・ロッドの曲がりが発生しこれまで発見に至らなかった経緯

[ブログ管理人(注12]原因を、平成10年以前の作業のせいにしているので、なぜ10年以上発見できなかったか?という「安全文化の欠如」を言い訳しなくてはならなくなります。

  これまで、ウォータ・ロッドの曲がりが発生する原因について調査し、メカニズムを検証した結果、平成10年の作業方法見直し前に、当時の手順によって新燃 料時に水中でチャンネル・ボックスを装着した際に荷重がかかったことが原因であると考えている。また、水中でチャンネル・ボックス装着作業は平成10年に 対策を実施しており、7章の通り、対策の有効性を確認した。
 ここでは、平成10年以前に過大な荷重がかかる作業を実施していた経緯と、これまで発見に至らなかった経緯について考察する。(※後略)

12. まとめ

[ブログ管理人(注13]まとめは「特徴的な」最後の一文を取り出した。

・原子炉内継続使用予定燃料のうち、水中でチャンネル・ボックスを装着した履歴のある燃料集合体は全数点検を実施しており、原子炉内に不具合のある燃料が装荷されることはない。

[ブログ管理人(注14]キリッ!!( ・`ー・´)←こんな感じですよね。

【管理人による感想】

素人として言います。

燃料棒が曲がるなんて、ふつうのことじゃないでしょ??

てか、燃料棒がくの字に曲がって、隣の燃料棒に当たったよ!!って。異常でしょ。

東電はまず、燃料棒の変形について「特徴なるものを抜き出している」

抜き出した「特徴」に基づいて、中性子はちゃんと減速できてるし♪そもそも地震のせいじゃないし♫ と言っている。

しかし、地震の揺れについては一般論を引っ張ってきているに過ぎない。

縦揺れなんかほとんどないもん!!と東電は言うのだが、施設内は最大で1.5mもズレが起きていて、地面に大きな段差ができている様も何度も報道されている。

新潟県中越沖地震により隆起した農道

新潟県中越沖地震に関する緊急調査研究

大丈夫です!地震のせいじゃありません!!というこんな報告書、一体誰が信じますか???
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

「原子炉内に不具合のある燃料が装荷されることはない。」と言ってますが、そもそも「使用済み」のほうが曲がってるんですよねえ?
「使用済み燃料プール」がどうなったかは書かれていない!この辺は見事です!もしかしたら冷却不足で、被覆がはがれているかも???

フリーエリア2

海風ブログ
共有ボタン
投票
無料アクセス解析
最新記事
プロフィール

umikaze

Author:umikaze
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
広告
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: