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傍聴人監視、公開資料黒塗りの巻。(原子力規制委員会発足当初)


原子力規制委員会委員長の定例会見は昨年(2012年)の9月19日から開始したので、まだ発足間もない頃の会見録ではありますが、非常に興味深い内容があったのでご紹介しておきます。組織の隠された体質の一端を物語るのかもしれません。

【出典】
原子力規制委員会記者会見録:平成24年10月10日

※以下引用↓↓

○記者 アワープラネットTVの平野と申します。

原子力規制委員会が発足して、今日は4回目の委員会の会議となったのですが、毎回、会議の開催の際に会議室の中に公安警察が入っていて、市民の傍聴している様子など、あるいはどこのメディアが入っているかを監視しているのですけれども、今朝、傍聴者の一部が気づいてそれを指摘しに行って、結局、公安警察の人は退席したのですが、これは委員長の指示によるものなのかをお伺いしたいと思います。

〇田中委員長 先程委員会でその声を聞くまでは私も全然知りませんでした。

〇記者 それでは、警察の方は、話の中で要請されて来ているということをはっきりとビデオの前で言っているのです。また、ネームタグが一般の方とは違う、赤色の線が入ったネームタグを着用していまして、ぱっと見は、要するに警備とかそういったことはわからないのですけれども、一般的にこうした会議に知る権利ということを行使して傍聴している人を監視することは許されないと思うのですが、委員長はどのようにお考えでしょうか。

〇規制庁 ちょっと事務方からご説明申し上げます。

もとよりこの委員会はインターネットで配信するなど、基本的に情報公開を旨とさせていただいております。そして、委員会開催に当たって平穏に会議を行っていただくことは非常に大事なことなので、事務方としてのその点について心を配っております。

委員会の開催のときに、いわゆる庁舎内の秩序維持という観点から、警察署に対して警備を依頼させていただいてのは事実でございます。そういう観点で入っていただいていたこともあるということでございますけれども、今後、実際に平穏に会議が進められるということであれば、そこは見直していくこともあろうかと思います。

〇記者 では、事務方から要請をして入っているという認識でよろしいでしょうか。

〇規制庁 そのとおりです。常に入っているということではなくて、平穏に会議を実施する観点から入っていただくこともあるという形でございます。

〇記者 保安院の時代には、部屋の中には入っていなかったと思うのですが、毎回、廊下の外で警備の方たちが待っているという形で、部屋の中には入っていなかったのですが、そのあたりの変化というのは、例えば規制庁のトップが池田さんになったからとかそういったこともあるのでしょうか。

そういうことは全く関係ないと思います。保安院の時にどうだったかは、私は知らないのですが、当初、規制委員会が始まって、まだ試行錯誤している状態で、平穏な会議の維持ということができるのであれば柔軟に対応したいと思っています。

○記者 あと一点、保安院の時代に、要するに市民の傍聴者の名簿を警察に見せた疑いが生じて、これはちょっと大きな問題になっていて、公安警察の人も知っていたのですけれども、あとは、過去、防衛庁が情報公開請求を行った人の名簿を作成していたことがわかった時に、これも大きな問題になって、官房長や文書課長などが更迭される事態もあったと思うのですが、この点について、できれば委員長からどのように思われるのかというのを直接伺いたいのですが。

○田中委員長 どのように思われるかというのは、今、事務方がお答えしたとおりですけれども、実は、この規制委員会は、私自身がいろいろな方からも1人で歩かないようにとか御注意を受けているのですが、いろいろな方がまだ落ち着いていない状況もあるので、そういうことを事務方が御心配されたのだと思うのです。基本的にこんなことが不要な世の中になるのが本来の姿だと私個人は思いますけれども、今はそういうことですので、今、事務方からお答えしたように、状況を見て、そういうことがないようにしていきたい、できればと思いますが。

○規制庁 情報の管理は、今、御指摘いただいた点は大事だと思いますので、その辺は徹底したいと思います。

※引用ここまで↑↑

こんなことがあったとは知りませんでしたね。コメントは難しいところです。本来あってはならないのは当然。と同時に、原発にかかわる問題で、傍聴人の監視が何らかの方法によって「行われないはずはない」というのも、現実です。部屋に入って監視するのをやめさせれば、警察ではなく内部にそういう担当を密かに置くなり、入室までの経路で防犯カメラなどを使って記録を取り、情報収集するなりするであろうことは容易に推測できます。もちろん、「推測」ですけどね。
■黒塗り書類による「情報公開」

※以下引用↓↓

○記者週刊金曜日編集部の伊田と申します。

情報公開の関連でお聞きします。実は、原子力安全・保安院に対して、職員でこれまで処分している実績があるかということを公開していただきました。日付は10月になってからですので、形の上では田中委員長名で公開されたのですけれども、私、各省庁でいろいろ情報公開をやってきましたが、こんな黒塗りのものは見たことがありません。

読みますと、注意口頭、黒塗りがあって、原子力安全・保安院では、黒塗り、何とかしている。あなたは、その後全部黒塗りで、かかる行為は当院の信頼を低下させることに加え、誠に遺憾である。よって、今後のこのようなことがないよう注意する。で保安院長名なのですけれども、日付もなければ、行為の名前もないわけです。これは田中委員長が強調されている情報公開、開かれた規制委員会ということに対して、かなり逆行しているような決定ではないかと思うのですが、このことについて事務局に聞くと、形の上では委員長の決定で出たということになっているそうですので、そのことについてのお考えをお聞かせいただければと思います。

○規制庁 保安院の行った処分に関する書類ということでございますね。

○記者はい。

○規制庁 細かいこと、事実関係も含めて把握していないので、改めて事務的に対応させていただきたいと思います。

○記者 ただ、委員長一言いただけますか。他の省庁では具体的に名前も行為も全部公開で出る省庁もあるのです。

○田中委員長 それは例えば個人情報の問題とか、いろいろなことをお考えで判断している場合もあるから、私はちょっとそこで。皆さんから見たら、できれば白い方がいいのでしょうけれどもね。

○記者 是非御検討ください。日付まで黒塗りとかいうのは、ちょっと考えられないことだと思います。

※引用ここまで↑↑

最後は田中委員長独特の切り返しで終わります。この回で記者側から提起された問題は、その後解決したのかもしれませんしそうでないかもしれない。現時点では、発足当初と最近の会見録を読み終わりましたが、その限りで言うと、会見で記者側から苦情が出ると、その後対応がなされているような節はあります。
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