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フィルターベントはBWRに必須ではないと発言(原子力規制委員会・田中委員長)

私が原子力規制委員会の会見録を読んでいて、今のところ田中委員長による驚愕発言ベスト3に入るのがこれである。

まず、該当部分を10月2日の速記録から引用したので、ぜひご一読いただきたい。問題の部分は赤い太字で文字装飾してある。この件については直前の記者質問と田中委員長の赤字部分で十分なのだが、同じ記者の最初の質問についての回答も興味深いのでついでに取り上げておいた。

※以下引用↓↓

【出典】「原子力規制委員会記者会見録」(平成25 年10 月2 日)

○記者 新潟日報のマエダと申します。
柏崎刈羽の申請ですけれども、今日、中村委員も申請を出したこと自体が驚きという発言もありましたが、委員長御自身は汚染水問題で手一杯に見える東京電力が申請したこと自体を率直にどのように受け止めていらっしゃいますか。

○田中委員長 中村さんの意見は中村さんの意見で、傾聴に値する一般論としてはそうかなとは思います。私の意見は申し上げません。

○記者 申し上げないというのは、何か支障があるのでしょうか。

○田中委員長 誤解を招くし、支障もあると思います。

○記者 今程言ったフィルターベントの件ですけれども、フィルターベントは地元の求めに応じて2つ目を付けるというようなことを東電は言っていて、しかも2つは知事が求めているように、より一体化に近いようなものということでやっているのですが、我々は技術的なことは分からないのですが、2つ設けることが単純に多重化ということで喜んでいいものなのか。それとも、いろいろな問題が出てくる可能性もあるのか。その辺は専門的な見方ではどうなのでしょうか。

○田中委員長 新しい規制基準は別にフィルターベントを設けなさいということではなくて、それに相当できるような性能のものを持ってくればいいということですから、2つを設けるということがいいとも悪いとも今は何とも言えないので、それも性能に照らしてどうかということで審査は進むと思っています。

※引用ここまで↑↑

新潟県の泉田裕彦知事が、県民の命を守るために知恵を絞って繰り出した、東電による新規制基準適合審査申請に対する「条件付き承認」。

私は、田中委員長の上記(赤字部分)の発言を読み、嫌な予感がしている。下手すると、「フィルターベントが必須でないことはすでに申し上げている通りで、同等の性能と認められる〇〇を付帯させたのでフィルターベントは無くていい」と言って審査を通すことが有り得るのではないか?そのための伏線なのではないか?と心配になっている。

工事の種類によっては、安全協定でフィルターベントよりも県側が歯止めをかけにくいものも出てくるのかもしれない。この辺は素人の私にはまったくわからないが、社会でいろんな逃げ口上、伏線、裏をかかれる……など痛い思いをしてきた一人の大人として、詭弁や騙しのテクニックに長けている海千山千をたくさん見てきたので、警戒せずにはいられない発言である。

地元の同意なしには原発の再稼働はできないだろうとの見方を示している田中委員長。それだけ聞けば最低限の良識はあるかのように思われるが、一方で再稼働の判断について原子力規制委員会としては行わないと表明し、「政治判断」という言葉を多用することを考えると、とても信じきっている場合ではない気がする。

一般人の常識、良識にもとづく「まさか」というのは、原子力ムラの人には通用しないかもしれない。


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