規制委は住民の被ばくが研究成果になることを期待しているのか?

原子力規制委員会・田中委員長の会見を聴いて、気になることが一点もない日は無い。

原子力規制委員会記者会見録
日時:平成25 年11 月6 日(水)14:00~

今回は20分程度と短く、いつもよりは田中委員長のアクがない会見になるかと思ったら違った。下記は会見終わりの質疑応答である。

※以下引用↓↓

【質問者:共同通信タケオカ氏】

○記者 最後に1点だけ。先程、放射線審議会のお話がありましたけれども、将来的にその基準について所管する規制委員会としても議論をしていく必要があるということでしたが、将来はどれくらいのスパンで言っていらっしゃいますでしょうか。

○田中委員長 非常に難しい課題なんですね。これまでも何十年となく、その低線量被ばくの影響、低放射線被ばくについてはドーズレート効果とかいろいろな問題がいっぱいあるわけですね。そういったところについて、なかなか結論が出ない。結論が出ないくらい影響が隠れてしまっていて、なかなか出ないところでどういう判断をするかというところです。ですから、我が国だけで多分まとめても意味がないので、国際社会と一緒になって、そういった議論、考え方をまとめていくと。

実は我が国の放射線の基準はほとんどICRP の基準をそのままデッドコピーするような格好で、しかも時代遅れ大体新しいレポートの一回りくらい遅れてから導入されているのですが、そういうことではなくて、もっと積極的に我が国もそれについては発信できるような力量を持つというか、研究もしていくということが大事なのではないかと思っています。

※引用ここまで↑↑

どこに違和感を持ったか、お分かりになるだろうか。

「日本の放射線基準がICRPのデッドコピー」「一回り遅れて導入されている」の表現は、どう読解しても「年間1mSvの基準は低すぎる」という考えの表れに見える。低線量被ばくの影響という問題を引き合いに出しながらそんな本音をチラつかせ、放射線基準について

日本が積極的に力量を持つこと=研究することが大事

と発言している。

私が質問者なら「委員長、それは今回の福島第一原子力発電所事故を利用して、20mSvまでのさまざまなレベルの線量下で暮らす住民の健康がどうなっていくか研究することで、今まで国際的に謎だった低線量被ばくの影響をある程度解明できると。そういう"科学的"成果を期待しているとも受け取れますが、違いますか。」と問い質しますよ。

田中委員長にぶつけたところで、うがった見方としてせせら笑うだけだろうけれど。

「科学者」(?)として、住民の被ばくに期待しているような心の奥底が透けて見えた気がして、もちろんそれは今のところ証明しようがないけれども、上記に引用した会見終わりの発言がなんとも後味が悪く、聴いた当日は怒りでなかなか眠れない夜となった。

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